【読書感想】『ペスト』カミュ著

こんにちは。

さて、妊婦生活もあと一か月弱。今日で臨月を迎えました。

子供が産まれたらゆっくり読書なんてできない、、と思い産休に入ってからは毎日

朝最低30分は読書タイムにしています。



『ペスト』

著者:アルベール・カミュ

『ペスト』(仏: La Peste)は、フランスの作家・アルベール・カミュが書いた小説。出版は1947年[1]。1957年に40歳台前半でノーベル文学賞を受賞したカミュの代表作の一つである。

フランツ・カフカの『変身』とともに代表的な不条理文学として知られる。カフカの『変身』は不条理が個人を襲ったことを描いたが、カミュの『ペスト』は不条理が集団を襲ったことを描いた[2]。この『ペスト』で描かれる不条理は伝染病のペストである。カミュは、中世ヨーロッパで人口の3割以上が死亡したペストを、不条理が人間を襲う代表例と考え、自らが生まれ育った北アフリカのフランス領を舞台にしたこの小説を書いた[2]。

物語は、フランスの植民地であるアルジェリアのオラン市をペストが襲い、苦境の中、団結する民衆たちを描き、無慈悲な運命と人間との関係性が問題提起される。医者、市民、よそ者、逃亡者と、登場人物たちはさまざまだが、全員が民衆を襲うペストの脅威に、助けあいながら立ち向かう。

どうしてこの本を選んだかといえば、大きく3つの理由があります。

・コロナ禍でどこの書店でも、目立つところに置いてある

・コロナ禍で何か学べることがあるのでは?と感じたから

・母が買っていたので、借りた(笑)

●感想

私は一週間ほどで読了しましたが、正直めちゃくちゃ難しかったです。

以前ドストエフスキーの『罪と罰』を上巻でギブしたのですが、こちらもそれとなんとなく共通する部分がある笑。

普段あまり本を読みなれていなくて、気軽な気持ちで読むと途中で辞めたくなります。

あらすじなどは纏めサイトやwikipediaなどに書いてありますので、割愛しますが

率直な感想

・疫病発生した時の人の精神状態、気持ちはいつの時代も同じ

・登場人物少ないけれどややこしい

・日本語訳どうにかならんのか?

・疫病発生した時の人の精神状態、気持ち、パターンはいつの時代も同じ

今回のコロナ禍でもそうですが、何か得体のしれない疫病が発生すると、、、

最初は割と楽観視する

→次第にマスコミが騒ぎ始める

→パンデミック発生

→人々がすこしずつ順応し始める

→血清(ワクチン)開発に尽力

→それぞれの地位や名誉によって疫病の捉え方が異なる

→終息にむけて気持ちが緩んでくる

上記は物語に描かれていますが、まさに今回のコロナ禍と全く同じじゃないですか??

この本は1947年に発行されていますが、人間は同じことを繰り返すものなのですね。

物語なので、もちろん現実に起こったことを書いてはいない訳ですが、

カミュはこうなるのだろうと見越しているわけです。

これって凄くないですか?



・登場人物少ないけれどややこしい

登場人物は10人程度です。

あまり多くは無いのですが、これって誰だっけ?と結構なります笑

なので、メモっておくととても良いと思いました。

名前と職業を頭に入れておくとスムーズに読み進めて行くことができます!

・日本語訳どうにかならんのか?

さて、日本語訳ですが。

正直日本語めちゃくちゃ難しかった。もう少し簡単に綺麗に訳せないのかな~多分最初に訳をしたまま更新せずにしているのでは、、?というくらい読みにくいんですよね。

私だけかな?と思いきや、googleでペストと検索すると、

ペスト 読みにくい

と予測変換で引っかかってくるほど笑

みんな思っているのかな~。あまりセリフの無いページがびっしりx400ページ以上あるので根気よく読み進めて行く必要があります。

ただ、話としてはとても興味深くて、最後考えさせられる系でした。

逆にコロナ禍で読まなかったら、たぶん読んでいない笑。

そういう点でも気になっている方は今読むのがベストだと思います。

以上、私の個人的な感想でした。

★★★

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