いつもブログに目を通して頂きありがとうございます。
今回は、2019年3月14日(木)〜6月9日(日)まで東京駅の三菱一号館美術館で開催中の『ラファエル前派の軌跡展』展覧会レビューです。
2回に分けてお送りします♪
この展覧会には沢山の貴重な英国絵画が展示されており、写真が撮れる絵も多数ありました。
イギリス好きな方、必見ですよ!
目次
1. ラファエル前派とは?
2. 普通の展覧会と違う!?見所について♪
1. ラファエル前派とは?
まず、ラファエル前派とは何ぞやですね。
【19世紀の中頃、ヴィクトリア朝のイギリスで活動した美術家・批評家成るグループである。19世紀後半の西洋美術において、印象派とならぶ一大運動であった象徴主義美術の先駆。】
・・・
私は美術館に行くと最初に、ごあいさつと書いてあるボードと各テーマに沿って上記の様な時代の説明等が書いてあるパネルを読むのですが、
読むのが遅いのと、混雑していると集中して読めず頭に入ってきません。。。
そして理解力なし笑
なので、物凄い簡単に言います。。
「ラファエル前派」はイタリアのラファエロさんという画家より前の芸術に回帰しようぜ!
という一派のことです。
名前はラファエロさんですが、なぜかラファエル前派になっていますね。
ま、細かい事は置いておきましょう笑。
ラファエロさん、、なんでそんな嫌われた?!
ラファエロさんは悪くないんです、、
ロセッティさん、ハントさん、ミレイさんというラファエル前派の代表的な三人は
美術学校に通っていたのですが学校の方針が
ラファエロさんの絵画は素晴らしい!!のでそれ以外の新しい表現はダメじゃ!!
という姿勢であったため不満があったんですね。
そこで、ラファエルさんの時代以前の芸術→中世や初期ルネサンスの芸術を参考にしたんだそうです。
ちなみに自分で描いた作品に、
Pre-Raphaelite Brotherhood(ラファエル前派) の頭文字からなる
「P.R.B.」 ← これ重要!
と署名をして、秘密結社化したんです。
なんかエネルギーが凄いですよね。
新しい風ってやつですね。
【自然にとっての真実性を追求することを徹底していた】
と良く書いてありますがこの意味も私は良く分かりませんでした笑。
調べて見ると、
これまでは女性を描くに空想上の人物を描くことが多かったのが、存在する人物を描いたり、
自然は自然を見ながら描こう!っと言うように風景画も実際に外で描く事が多かったみたいです。
英国の芸術を変えよう!と大きな影響を与えたのですね。
2. 普通の展覧会と違う!?見所について♪
さて、美術館といえば、撮影禁止な所が多いですよね。
で・す・が
こちらの展覧会では、後半に名画の写真を撮影できる所があります。
写真撮影についてはホームページに注意事項がありますので、ご参照下さいね。
『ラファエル前派の軌跡展』 公式HP
https://mimt.jp/ppr/sp_02.html
写真が撮れるブースで何枚か撮って来たものを載せます♪
●ダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ
《ウェヌス・ウェルティコルディア(魔性のヴィーナス)》
1863-68年頃、ラッセル=コーツ美術館
これは私の一番のお気に入り!強いまなざしと美しい質感にうっとりです。
この絵は結構大きかったですよ。展覧会のチケットなどにも使用されていますし。
一見の価値ありです。

どれも目を引く美しさです。鮮やかな色彩が多くありました。

次回へ続く♪